ロッテルダム国際映画祭を通して

ソロライブが始まりましたね。ソロCDの発売や映画の公開まで1ヶ月を切りました。ロッテルダムでの映画祭も映画の評判とともに大盛況だったようでなによりです。お疲れ様でした。おかえりなさい。ピアノマン、見ました。正確には、異国の地で歌う渋谷すばるの姿を。


すばるくんがひとりで音楽の絡んだ仕事をするたびに不安になるわたしですが、今回も・・・というには、今回のことはこれまでとは明らかに質が違っていました。今までの方がもっと、すばるくんの気持ちごと、そのまますべてすばるくんを関ジャニ∞じゃない場所へ連れて行ってしまうのではないかという不安は強かった。そちらの方がすばるくんの意志がともなっているであろう部分に、あせりを感じていた。関ジャニ∞じゃないものに興味を持ってしまったすばるくんがこわかった。そんなすばるくんを引き止める力が当時の関ジャニ∞にはない気がしていて、そんなすばるくんを関ジャニ∞に繋ぎとめることができても、やっぱり視線は合わないようで、すばるくんが「いる」だけでは安心できなかった。それは昔の話で、今はもうすばるくんの気持ちが迷いなく関ジャニ∞に向いていることがわかるので、そういう心配はない。けど、言い方は悪いけど以前のそんな心配なんて、結局は井の中の蛙状態で、関ジャニ∞かよそのバンドか、とかアイドルという呼び名への葛藤とか。そんなものは通過点でしかなくて、狭い世界の中の小さな暗闇に過ぎなかったのだと、今では思う。

異国の地で歌うすばるくんの姿は、今まで何度も目にしてきたすばるくんではないようだった。顔と声だけを知っている、誰か別の、知らない人のようだった・・・と、思い込みたかったのかもしれない。知らない人だと思いたかった。こんなにすごい人を「知っている」ことが信じられなかった。この「渋谷すばる」が、わたしの愛してやまない関ジャニ∞のボーカルであることを、誇りに思うよりも、ただただおそろしかった。そして異国の、無名に近い環境であっても、歌というこれ以上ない武器を使って同じように観客を沸かせる渋谷すばる関ジャニ∞の、とは言うけれど、あの場で、ファーストインプレッションの衝撃で、アウェーの地で、あの賞賛を与えられたのは「関ジャニ∞渋谷すばる」ではなかった。「渋谷すばるという日本人」に送られたものだった。やっと関ジャニ∞に夢中になって、真剣に向き合ってくれるようになったすばるくんへの不安がようやくなくなっていたところに、それとは別の、もっと途方もなく、抗いようのないくらい大きな渦に巻き込まれて、すばるくんの意思とは別の強大な力によって、すばるくんがどこか遠くへ、関ジャニ∞じゃない場所へ連れて行かれてしまうような感覚に陥ってしまって、怖かった。もう大丈夫だと思ったのに。映画もソロCDもソロライブもはじめこそ性懲りも無くおなじみの感情に負けそうになったけど、それもそのたびにすばるくんの重すぎずぞんざいにもしない語り口で、納得してきたのに。それほど、本人の本物の言葉をもってしても、あのすばるくんには力があった。何者をも引き込む説得力があった。惹かれずにはいられない。この10年、関ジャニ∞を通してすばるくんを見てきたわたしは、それはもう簡単にすばるくんに惚れ直した。やはり渋谷すばるは間違いない。だからこそ、誰もが手を伸ばさずにはいられない存在感に、その引力が怖かった。連れて行かないで。すばるくんはやっと、やっと関ジャニ∞のものになったんだから。

回り続ける歯車の上で、走り続けなければ巻き込まれてしまう。潰されてしまう。関ジャニ∞は、本当に自分たちがこころの底からやりたいと思えることを、まっすぐに、迷いなく実行できるグループなのか。やりたくないことをはっきりと「やりたくない」と言えるのか。誰かが立ち止まりたい時、立ち止まる必要のある時、その歯車を止めることはゆるされるのか。

思いもよらないところから攻められて、まったく防御が効かなくて困ります。弱点だらけでまいってしまう。わたしは、自分の夢を作る前に、他人の人生に夢を見てしまった。赤の他人である関ジャニ∞に夢を託してしまった。だから、わたしの人生が思い通りにいかないのは当たり前のこと。このまま、縛られたまま。切れそうで切れない運命の糸が少しでも長く、丈夫であるように、必死になって紡ぐだけ。何を言ったって、どうしたって無駄なのです。結局わたしは関ジャニ∞の意のまま、向かうまま、渦巻く流れに身を任せるまま。

すばるくん、おかえりなさい。ぶじでよかった。楽しかったようで、本当によかった。もう何も後ろめたいことなんてないんだから、安心して歌ってね。お疲れさまでした。

レコメン公開録音を終えて

ただのラジオの公開録音でなく、ほかでもない「レコメン」公録。冒頭、過去のレコメンにメンバーが来てくれた時の話をする村上さん。その話はどれも「横ちゃんがいた頃のレコメン」の話だったのに、経験していることなのに、横ちゃんは相槌以上の反応を見せなかった。見せられなかった?複雑そうな表情にも見えて、気になった・・・というより、わかりやすいなぁと思った。仕事の上で緊張して喋れなくなるような人じゃないし、第一緊張するようなことでもない。もうレコメンパーソナリティーではない自分、いちメンバーとしてのレコメンへの参加、長年やっていた、けれどもう自分のものではない場所で、自分がどうするべきか、どんな顔をして、どんな立ち位置で、とにかくどうやって今まで自分がパーソナリティーだったことを知っているメンバーたちと一緒に、ひとりのメンバーとして並べばいいのか、そんなことを「レコメン」におけるメンバーとの距離をはかりかねているようだった。メンバーとしての参加に戸惑っているように見えた。たまの発言もいつものキレがなく、時々フォローするという感じ。一歩どころか数歩引いたところから眺めているような、それもフォローを入れるために遠くに下がってる、という風ではなく。輪に入れない、入り方がわからない・・・そんな風に見えた。メンバーもそれを知ってか知らずか、多少意識はしていたのか?わたしには「明らかに」違う様子に見えた横ちゃんに対して、メンバーは何も言わなかった。ふざけて(あるいは空気を読まないふりをして)「どうしたん横山くん。今日全然喋らんなぁ」とも言わなかった。横ちゃんがはかりかねているメンバーとの距離の空気を読んだのか、そもそもメンバーは「そういう」横ちゃんに慣れているのか。

そんな、ある意味「腫れ物に触れるように」扱われているように見えた「レコメン公録」の横ちゃん。気の置けないはずのメンバーから、というか、メンバーだからこその扱われ方に、これじゃあ余計に横ちゃんは「レコメン」に参加しづらいだろうなぁと思っていたのですが、そんな、自意識とメンバーの目でがんじがらめになった横ちゃんを、乱暴に、かつ自然に引き上げたのが村上さんの「金髪豚野郎」発言だったとわたしは思います(唐突な展開へのつっこみ、お待ちしております)村上さんは「なんかちょっと空気ちゃうなぁ」と思いながらも「まぁええ時に入ってくるやろ」ぐらいの感覚だったかもしれず、なんとかしなきゃ、と考えたわけでは決してなく、天然か、はたまた偶然のいたずらか?でも、村上さんのその、横ちゃんが「ムキになって反応せざるを得ない」一言によって、そしてそれに対する横ちゃんのこれ以上ないヨコヒナ感あふれる反応に、多少なりともその後の違和感を緩和されたことは確かだった。

結局公録は最後までどこかぎこちない横ちゃんのままではあったけど、そのぎこちなさの中に、レコメンを失った横ちゃんの葛藤が見えた。なんでもないことのようにすら見えていたけど(自分が反応以上の深読みをしなかったせいでわからなかったけど)自分の中からレコメンがなくなったこと、横ちゃん、全然平気じゃなかったんだなって、ようやくわかった。横ちゃんが複雑に苦しく、困っている様子に救われた。愛おしかった。それなら今は、その葛藤のなすものに、少しは振り回されてみてもいいと思えた。そしてエンディングでまるちゃんに「ラジオ上手くなったなぁ」と声をかける横ちゃんは、やっぱり先輩で、お兄ちゃんで、関ジャニ∞の当事者であり、一番の理解者だった。そんな姿も見ることができた。公録がレコメンという名目だったおかげで、皮肉だけど、わたしは横ちゃんを克服する糸口を見つけたように思う。

これは関係ないけど公録の話。公録での横ちゃん→大倉と大倉→横ちゃんの反応を見ていて、大倉が警戒しているだけで横ちゃんは大倉を自分の味方だと、自分の理解者になってくれると思っているのかなと思った。大倉の現実的な部分に横ちゃんは共感しているのかなと。そしてそれを、昔の大倉は考えてもみなかっただろうけど、今ではわかってあげてるのかなぁ、なんて。少なくともよこくらの関係は昔と比べるとずっとずっと良好で、有意義なものになっていることを、最近は特に感じるのです。

これは公録とも関係ない話。いろいろあるけど、いろいろ考えてしまうけど、わたしはやっぱり横ちゃんには「みんなのジャニーズ」でなく「関ジャニ∞のためのジャニーズ」であってほしいと、強く、それはもう強く強く思うのです。一生を関ジャニ∞に縛られてほしい。村上さんがそうなることは・・・というより、そうであることは、いつも苦しく思うけど、横ちゃんにもそうであってほしい。舞台、がんばってね。

関ジャニ∞ LIVE TOUR 関ジャニズム東京、名古屋感想(途中まで)

2014.12.13~14 東京ドーム 17:00~19:45

 

おえかき
子どもの声だけを残したインスト。CDとは違う子どもの声にも聞こえたけど、どうかなぁ。しかし相変わらず泣けて泣けて困る。

ブリッジ
誰とは言わないけど(言いたくない)歓声が少なかった。いわゆるDDってそんなにいないのかなぁ。歓声の大小はともかくシルクハット持って会釈するのがそんなにおもしろいかなぁ?あのお嬢さん方が笑って転がした箸、ケツの穴に突っ込んで奥歯ガタガタ言わしたろかなぁ?

EJコースター
13日「いやぁ、まいったなぁもう」
14日「東京ドームラスト~(または盛り上がろ~のどちらか)」

無責任ヒーロー
がむしゃら行進曲
東京ドームのセンターステージで横一列に並んだキラキラ衣装の関ジャニ∞が「君たちが明日のヒカリだ」って歌いながらまっすぐ腕を伸ばして指差しするのがぐっときすぎて一生この輝き守ろうって誓った。ここは振りが揃ってるのもきれい。花道を走りながら途中で止まって後続のメンバーを「どうぞ~」って案内するのも、両手に花の大倉も、夜な夜ながとにかくかわいすぎた。がむしゃら大好き。

RAGE
相変わらずぬるっと始まりすぎて一瞬理解できなかった。もったいないおばけ召喚しそう。どんより見てたから14日まで気付かなかったけど最初~トロッコに乗るまではバクステで多少みんなでまとまって歌ってて(移動しなきゃでふわっとしてるけど)すばるくんが拳を突き上げて歌ってくれてるのがうれしかった。すばるくんはRAGEが好きなのかもしれない。個人的にRAGEで一番好きなフレーズのところで村上さんはトロッコからメインステへ移動するので歌うのがちょっぴりおざなりになっちゃうのももったいなくてさみしい。これも移動曲のさだめか・・・。

挨拶(村上)
今ツアーは「ぶぁかになろうぜ~~~~~」でいくみたいです。メンバー日替わりなし。

FUN8
三馬鹿以外のメンバーはラップという表現を意識しすぎて?しっちゃかめっちゃか感ある。あまりに作り込んでいるので見てたらヘンな気分になって笑えてくる。三馬鹿は3人で真ん中に寄るだけ。14日は横ちゃんパートの前に「よこちょ!」とすばるくん。村上さんはCDのような抑揚をつけず歌う。

三十路少年
振りのかわいらしさが大勝利すぎる。「あ~からだじゅうだるくても」のぴしっ!で毎回すばるくんが抜かれてるのはすばるくんパートだからだとは思うけど、にしてもあの振りが一番かわいいのは絶対にすばるくんなので、それも大大大勝利!腰が痛い振りも「いつか見せたるからな晴れ姿~」のところのミニモニみたいな「カッカッ」の振りもかわいい。横断歩道ジャンプしたりヘリコプター見てテンション上がったりしながら移動してすれ違っていくよこひな儚くて毎回死にそうになる。その後のよこひな掛け合いのところで横ちゃんわけわかんなくなってて「何月何日何曜日何時何分何秒ですか~?」を「何月何日何曜日何時何分何曜日ですか~?」って曜日何回も出てきちゃってる。少なくとも2日ともそうだった。14日は「それよかよこ、おれのことかっこいいって言うとったよな?」「そんなん言うてへんし、きっしょ~」って、よこ、が入ってた。びっくりした。個人的には14日の「また照れて」があまりに鮮明に聞こえすぎてギャー村上さんたらなに言っちゃってんの!?ってなったけど歌詞カード確認したらアドリブでもなんでもなかった。でも「ほんまこの子はいっつもいっつも、しゃあないなぁ」っていう感情のにじむいい「また照れて」だった。すごくよかった。14日は生徒さんが来ていたということで、亮ちゃんパートでの「キャー!」の大歓声が聞かせられてよかった。へーちゃん先生がとんでもないアイドルだということをお見せすることができたと思う。

ブリッジ
アダムとイヴ
奈落の正方形が結構小さそうに見えたのでスリムになったとはいえよこくらふたりで背中合わせしてよくシュッと出てこれるなぁと感動した。大倉の「come on」と「くちびるでなぞって」と「消えていった」の後の振りは今後も絶対に見ようと思う。特に「消えていった」のあとのシュッ(説明できない)はほんとに・・・ほんといい・・・。横ちゃんはやっぱりハイヒール(赤)だった。

アイスクリーム
ふたりがセンステに集合するところ、やすちゃん間に合うのに毎回小走りしててかわいすぎる。亮ちゃんは最後の方だけちょこちょこっと小走り。天使の宴にもほどがある。かわいい。


あの格好で出てきているからには多少の反応はしてもらいたいというか、想定していると思うので、前奏のくすくす笑いは必要というか、期待された演出のひとつだと思う。笑いが起きたってその後の歌でもれなくはっとさせられるのだから、どうこう言うことではないと思う。

ブリッジ
アトラクションにガタがきてて動かなくなっておっきい着ぐるみ?に向かってあーでもないこーでもないって一生懸命訴えかける村上さんがかわいい。



2014.12.27~28 ナゴヤドーム 17:00~19:30/15:00~17:45

27日は3塁側のメインステ横だったこともあり上から奈落が丸見えだった。おえかきがかかる2~3分前くらいに「おーっ!」という声が聞こえて、円陣してるんだなぁと思った。

おえかき
ブリッジ
奈落開いてるので並んで待機してる頭が見えてた。茶髪っぽかったから村上さんだったのかな。暗闇でも衣装が光ってた。

EJコースター
EJの村上さんわりとたんたんと振りをすすめてる印象をうけたので頭で考えるよりもからだが先に動いちゃうのかもしれない。あの真顔(でも口角が上がってるので笑ってるように見える)でお仕事してる感がたまらないです。

無責任ヒーロー
がむしゃら行進曲
27日は指差しするところで亮ちゃんがイヤホン押さえててあぁ・・・ってなった。あそこ好きだから。28日はぴしっとおそろい。花道走っていくところ、村上さんとやすちゃんが後ろをちらちら振り返りながらぴゃーっと先に行ったところに大倉が両腕を広げて後ろからがっしり両手に花しにいくのが毎回かわいすぎる。夜な夜なかわいい。天使の夜な夜なに「あっちやで!」って案内される後続のメンバーもかわいい。夜な夜なの案内する天国の門くぐりたすぎる。2日ともまるちゃんは大倉におしり触られてた。わりとソフトタッチっぽいのに、それにちゃんと気付くまるちゃんすごい。敏感肌。

RAGE
すばるくんの突き上げた拳と熱い声に救われる。RAGEを噛み締めてくれているようでありがたい。28日、「決戦のステージを この手に 掴み取れ」で開いた手のひらをぎゅっと握って高く掲げる村上さんを目の前で見た。今年最後のRAGE、これが今年1年ずっと、なによりもずっと感情を揺さぶられた、嬉しくて泣いて悔しくて泣いた曲だった。RAGEを聴くといろんなことを思い出す。ずっとつらかったこととか、悔しかったこととか、それでもやっぱり、これ以上に嬉しいことは今までになかったと思えたこととか。本当に嬉しかった。

羽ばたいた君がこの足に明日を照らす翼をくれた

去年は今までファンをしていて、間違いなく一番と言えるほど、嬉しいことがありました。それと同時に、これはあなたはそうは思っていないでしょうが、どうしようもなく悲しくて、苦しくて、もうあなたのことを見ていられなくなりそうなこともありました。それを人のせいにしました。その途中で先の「嬉しいこと」にまた助けられました。それがまた苦しさの引き金になり、文字通り泣いたり笑ったり・・・泣いたことのほうが多かったかもしれません。わたしにとっては、つらいことのほうがずっと多かった1年でした。


いつもあなたは2番手以下でした。それを悔しいとも言わないで、見せないままで、いつまでたっても自分に自信の持てないあなたが、誰かがつけた足跡をなぞることしかできなかったあなたが「関ジャニ∞がファンを新しい場所へ連れて行く」と、自分もみんなと一緒に前へ立ってグループを引っ張っていくんだと、しっかりと、自分の言葉で伝えてくれましたね。そんな言葉を聞くのは、わたしは初めてでした。頼もしくて嬉しくて、それがどんな道でも、ずっとずっと着いていこうと思いました。

そして本当に大きな、これ以上ない夢を叶えられたこと。そのために人知れず、理解されたいとも認めてもらいたいとも言わず、欲も出さず。これは、ひたすらに努力を重ねてきた日々がくれた、与えられるべくして与えられた、あなただけの努力の結晶です。そんなあなたにとってはきっとそこについてきたタイアップ曲のことは、そう意識していないことなのでしょうが、だからこそ、わたしのようなファンにとっては、明日を照らす翼と言える最高のプレゼントでした。ありがとう。本当に、本当に嬉しかったです。

わたしは、あなたがつらいと言わないつらそうなことを先回りして心配してしまうような、あなたにとっては営業妨害でしかないファンだと思います。迷惑はかけないので、それはゆるしてね。わたしにとってはあなたにまつわることは、つらいことのほうが多いけれど、わたしが苦しいだけであなたから逃げることは絶対にしません。まだ誰も知らないあなたの夢がいつかきっと叶う日まで、影ながらあなたを応援します。わたしはさしずめ、あなたの知らないところであなたのことを地獄の底から愛する影です。だから、これからもきっと天国には連れて行けない。天国は、自分の足で目指してください。その背中がどれだけ遠くなっても、きれいに、大きく見えるよう、わたしも健康にだけは気をつけます。村上さんも、からだにだけはどうか気を付けて。こころもからだも元気なら、どれだけがんばってくれてもかまわない。そうじゃないなら、自分では気付けなくても、まわりにいる優しい人の言葉には、鬱陶しがらず、面倒に思っても、どうか耳を傾けて。あなたが思うより、あなたは、たくさんの人に優しく思われているし、きっと嫌になるくらい、心配されています。その優しさに気付くことは、決して甘えではありません。愛される自分を嫌いにならないでください。

村上さん、お誕生日おめでとうございます。誰が何と言おうと、これは恋です。覚悟を決めて諦めて、黙って一生愛されてください。いつもありがとう。今年も1年よろしくお願いします。

それでも恋は、恋

「今は」バンドがやりたいと言ったすばるくんの、音楽をやるという夢が実現してしまったら、もう引き返せなくなるような気がした。もう後には戻れない。未定が残したきっかけは思いもよらない方向に進んで、すばるくんのハートに火をつけて、綺麗な約束を残したまま。きっと未定が「弐」を刻むことはないんだろうなと、八祭のインタビューを読んで思った。すばるくんが未定の、村上さんのもとに戻ってくることはもう二度とない。どこかでそう思っているのは、わたしだけではないと思う。だけど不思議と、それが悲しいわけではない。未定はあの時のふたりが作ったものとして、ただそれだけであればいい。続きがないであろうことも、すばるくんにその気がないであろうことも、特別悲しいことはない。ただ、今ではもう未定ことを考えて、というわけではないにしろ、あれから毎年続けているイフオアのことを、すばるくんが「今は」その気もないのに、あるとして、何十年も先の、気の遠くなるくらい先の未来を期待して、「ふたりの場所を守り続けてくれている」というのは、輝くように無邪気で、真綿で首をしめるように残酷なことだなぁと思う。

変な意味でなく、村上さんは、すばるくんに恋をしている。すばるくんのことを否定できないし、嫌われるようなこともできない。妬みや嫉みを感じる前に、いつも愛おしく思ってしまう。

グループにいたい村上さんを、横山さんとすばるくんはゆるしてくれないかもしれない。
その厳しさが村上さんの背中を押すこともあると、それが愛だと、そう思える時が少しでも長く続きますように。

出せない手紙

村上さんを自信へ導くものがあるとすれば、それは関ジャニ∞であって、尊敬すべき才能のかたまり、輝きの光、どうしようもないけどどうしようもなく愛しく素晴らしいメンバーで構成されたグループに所属している自分・・・という現実がひとまずは揺るぎない事実である、ということだと思うのです。それはいつでも自分自身からわき上がるものではないようで、ひとりになると途端に潰えるそれを回収できるいつか・・・グループに戻った時のために、振り切って思い切って覚悟をきめて飛び込んでいる・・・それはこの先も村上さんが関ジャニ∞に所属するための試練であり、課題でもある。グループがあるから安心して何でもできる、というよりは、グループがあるから下手なことはできない。その縛りこそが、ひとりの時の緊張感を増し、グループに戻った時の役割の遂行に繋がっているのではないかと思っているのです。

村上さんが1年間グループの中で得た自信や、育んでいたかもしれない愛情を、毎年イフオアという存在がリセットしてしまっているのではないかと、わたしは思っています。イフオアができる自分、という経験値が、村上さんにとって糧となっているようには見えず、毎年この時期が来ると、わたしは村上さんがかわいそうでたまらなくなる。何に繋がるとも見えない模索を重ねる村上さんを今年もまた見つめるのだと思うと、気が重くなる。楽しみだけど、それだけで何もかもを覆えるわけではない。進みの遅い足踏みで、春を待つ息苦しさ。果てしない冬に苦しめられる孤独。出口の遠い、苦しい迷路。息継ぎすらもままならない。千秋楽を迎えれば出口、というわけではない。ストレスのはけ口、というのも信用できない。複雑な関係。静かに首を絞め合うもの。

村上さんが今までに叶えてきたことの中には、わたしがそれを村上さんの夢だと認識していなかったものがたくさんありました。そういう人なのです。言わなくてもこつこつと、ひとつずつ道を繋げる力を持っている人だったし、誰かに見てもらわなくたって、自分で自分を鼓舞して、律して、一生懸命になれる人。ソロコンでのメンバーへあてた手紙で、村上さんが教えてくれたことを、最近は特に思い出します。8年前の、ちょうどこの時期のことです。


僕はよく「何を考えているのかわからない」と言われます。
話すことが苦手なわけではないけれど、あまり自分の考えを話したりする方ではありません。
だからわかりにくいと思われているのかもしれないけど、それなら行動で示したい。前に進みたい。
グループという帰ってくる場所があるから。受け入れてくれる場所があるから。
いつもありがとう。


その通りだと思った。夢という言葉で語ったり、教えてくれたりすることはあまりないけれど、叶ったり、手に入れたりした後に、ふと振り返れば、ああ、これ、やりたかったんだな、って。今回も教えてくれなかったけど、きっとこれが夢だったんだなって。きっとまたひとりで、たくさんたくさん頑張ってきたんだろうなって。つらいとも、苦しいとも、何にも教えてくれないまま、今回もまた、きれいに作り上げられた結果だけを届けてくれたんだなって。そのすべてが「出せない手紙」なのだと思う。きっとこの先も、ずっと。

14日の涙を見て、わたしは今まで村上さんにいわれのない理想を押し付けて、期待と呼ぶには現実味の薄い願望ばかりを抱いてきたけど、もしかするとそのすべてが見当違い、というわけではなかったのかもしれないと思いました。というか、そう思ってしまった。何ができるようになったって、どうなったって自信がなくて、誰かをうらやむこともあるけれど、その誰かを妬むことはしなかった。人のせいにはしなかった。努力もせずに口先だけで何かをほしがったりはしなかったし、その「ほしいもの」が誰かのせいで手に入らない、というわけではないこともわかっていた。すべては自分次第だとわかっているから、だから何も言わなかった。何も言わず、ただただ努力を積み重ねた。自分を見つめて、自分自身と、孤独に戦って。

村上さんのほしいものは、わたしがあげられるものではない。わたしは、村上さんのヒーローにはなれない。そもそもヒーローという存在に期待すらしていなさそうな村上さんが、苦しくて、つらくて、何かに縋りたいと思えた時に、手を伸ばしたところにあるのが「関ジャニ∞」であることを願っています。ひとりで戦い続ける村上さんが、前しか向きたくない村上さんが、それでも後ろを振り返ってしまった時に、いつもそこにいてくれるのが関ジャニ∞のメンバーでありますように。わたしにはそう願うことしかできないし、その姿を見ていることしかできないけれど、それでも願い続けます。


誰も知らないその夢が、いつかきっと叶いますように。

「関ジャニ∞ LIVE TOUR 関ジャニズム」初日を終えて

2014.11.16 札幌ドーム 15:00~17:45

 

 


おえかき
照明もそのままに突然始まるおえかき。ざわざわ。
今まで聴いてきて思ったことなかったのに、そしてわたしは8人厨でもないのに「足りない色はつくりましょう」が内くんのことに思えてしまってすでに涙目。足りない色を埋めるように、自分たちだけの色を探して、ずっと、ずーっと、そうじゃなきゃいけないかのようにいろんなところからはみ出しながらやってきた関ジャニ∞を思うと切なくなった。でも、はみ出してしまうことを「かまわないさ、ゆっくりゆっくり、あわてないで」と言える「今」にも泣けた。これが10周年かと。おえかきが、かわいいだけの歌ではなくなってしまった瞬間でした。

ブリッジ
コンサートの内容を関ジャニ∞がお届けする遊園地に見立てた一貫した世界観のブリッジ。ほんわりしたやわらかい映像。アンティークちっく?でかわいらしい仕上がり。

EJコースター
スモークが晴れたら横一列のメンバー。階段を降りてくる。セリフのところ、他のメンバーはコンサートっぽく変えてたような気がするけど、村上さんは「いやぁ、まいったなぁ」のままだった。

無責任ヒーロー
花道通ってセンステへ移動。

がむしゃら行進曲
センステ~バクステで。わりと躍る曲でダンスがかわいい。

RAGE
なんのタメもなくぬるっと始まったのでわたしとしたことが最初はRAGEが始まったことに気付かなかった。トロッコに乗ってバクステ~メインステへの移動。メンバーも散り散りで2番もなしの文字通りの移動曲。ああ、やっぱりメンバーにとってはアルバムに収録されてる曲の中のひとつでしかないんだなぁというごまかしようのない事実を突きつけられてしまって悲しみ落胆苛立ち怒りなどなど感情は急降下。RAGEに勝手な付加価値を付けてしまっていた自分が期待をかけすぎていたせいなんだけど、これはショックだった。

挨拶(村上)
持ち回り?村上さんだけ挨拶、というかアオリ。アオリあるならずっと村上さんかもなぁ。男性から子どもまで相変わらず(長々と)声を聞かれておりました。スタッフの声は聞いてなかった。ここまで羽織ってたジャケットを脱いでシャツにベスト姿のみなさん。「ぶぁかになろうぜ~~~~~!!!!!」は健在でした。

FUN8
ちゃんと歌ってないってことではなかったと思うけど、ラップが難しいのか、テンションがおかしかった。亮ちゃんも大倉も、しっちゃかめっちゃかだったような・・・楽しそうでよかったけど、やっぱり異様にしっちゃかめっちゃかだった。

三十路少年
ダンスがかわいくてよかった!かわいかった!すばるくんのゲス顔ほんとにゲスかった。今年はメロン熊ちゃんでおくち隠されてた。「でっしゃろ?」言ってなかった。ゲス顔のままほとんど微笑んだままで、それがむしろ怖かった。ヨコヒナのケンカは横ちゃんが恥ずかしそうに笑っちゃっててこっちが恥ずかしかった。「アホ」「アホ」の掛け合い後「うぇーい」後のハイタッチしながらすれ違っていくヨコヒナには発狂した。とーんの、お互いの背中に向かって手を伸ばすところぐらいせつな最高だった。最高だった。腕立て伏せソロ後まるちゃん見ながら「・・・盛り上がったからえっか」って言った村上さんにしぬほどときめいた。

ブリッジ
映像内にりんごが出てきたからまさか?もう?と思ったら。

アダムとイヴ
シャツにジャケット。いや、ジャケットあったかな・・・。横ちゃんが先の尖った真っ赤な靴を履いていて、赤いハイヒールにしか見えなくて足が特にエロく見えた。せり上がったり踊ったり、女性ダンサーとの絡みも、ふたりの絡みも特になく。脱衣などもなく。背中合わせで始まって、背中合わせで暗転して終わる。PVをなぞったような感じ。真ん中の一番大きなモニターでPV流れてた。両脇にステージ映像。

アイスクリーム
バクステから見て左手側にやすちゃん、右手側に亮ちゃん。ポップな衣装に大きなアイスクリーム型のマイク?を持って、両端に分かれて歌うヤンマーちゃん。大サビ前でセンステに集合するけど亮ちゃんが早く着いてやすちゃんがちょっと遅れそうで小走りで駆け寄ってるのがかわいかった。センステに集合してお互いのアイスクリームを相手に向け合って向かい合って歌うのもかわいかったし最後にくるっとふたりとも前向くのもかわいかった。ソロユニの中で、どれかと言えばいちばんPVとの違いが見えたのがアイスクリームだったと思う。


PVと同じビジュアルでメインステに並んで歌う。

ブリッジ

Masterpiece
センステにてもちろんしっかり踊ってくれる。ひいきめかもしれないけど村上さんがセンターになることが多かったように見えてうれしかった。村上さん、終始真剣な顔でキレよく踊ってて最高にかっこよかった。2番途中で背中越しにやすちゃんが振り返りながら後ろにいた村上さんと目を合わせて、そのやすちゃんと目があった時それまで真剣な顔してた村上さんが頷きながら一瞬ふっ、と優しく笑ったのが印象的だった。難しそうなダンスだったけどそんなことできるなんて余裕?ひなやすふたりして初日なのにちょっと余裕なの?できる男すぎてめまいがした。ほんとにあの笑顔は素敵だった。あと1番?最初の方にちょっとだけどひなすばちゃんが向かい合ってペアっぽくなって踊ってるところがあった。最高。そりそり背中合わせを経て今年はお互いを見つめ直し始めたひなすばちゃん最高。あと横ちゃんのななめ後ろで村上さんが踊ってるところがあって、双眼鏡で見てたらふたりが見えるんだけど、どっちがどうとは言わないしわからないけど、でも確実に横ちゃんと村上さんでは振りのタイミングが違ってた。わたしは村上担なのでいちおう自担をひいきすると、横ちゃんが遅れて、でも合わそうとして、余計にわしゃわしゃになっちゃってた。2008春の愛してる愛してない、横ちゃんが隣の村上さんの振りをちらちら見ながら踊ってたの思い出して懐かしかったけど、ますぴーは村上さん隣じゃないから見にくいんだよね。あとテンポが早いから見ながらやってたらやっぱり遅れちゃうね。練習しようね。

フローズンマルガリータ
これはよくぞ持ってきた!という選曲。十祭のランキングに入ってたわけじゃないのによく思い出せました!曲調に合わせたダンスでかっこよかった。間奏?でセンステから横に伸びた左右の花道に移るのによこひなはバクステから見て右手側に移動してたけど先に行かなきゃいけない横ちゃんが出遅れて花道に入るあたりでよこひながまごついてたのがおもしろかった。

ふたつ手と手
1番はセンステによこひなまるくら、お着替えチェンジでバクステにひなやすりょ。蛍光イエローに黒の大きめの千鳥格子?みたいな柄のジャケットに黒のズボンだったような。とにかくダサかった。ジャケットの形は長かったりブルゾンぽかったりでそれぞれだったけど、個人的には形だけ見ると村上さんのが一番ダサかった。

CloveR
ダサい衣装のままバクステにて。すばるくんがにこにこしててかわいかった。やっぱりクローバーの振りはかわいい。衣装がダサくても、かわいい!

T.W.L
ロッコでの移動曲。メンバーカラーのタオルを持つ。何人かは客席に投げてた。村上さんはバクステから真ん中の花道を走りながら、花道の途中でスタッフさんに渡してもらってた。投げてはなかったような気がする。

Cool magic city
みんな大好きクルマちゃん。メインステにおかえり。

MC
グッズの話。タオルにポケットが付いてるけどこれなに入れるんかな?ペンライト?でもちょっとはみ出るなぁ!おれ個人の場合やったら、鬼の手入れれるけどな~とやって見せてくれるまるちゃん。グッズの企画会議では毎回「関ジャニ∞オリジナルブラジャー」を出そうと提案してくるすばるくん。7色出そう!左右のカップを色違いにできるように選べるようにしよう!「こっち赤でこっち黄色とかできるように~」とすばるくん。手形を付けて掴んでる風にしよう、でも脱がせた時に他の男を感じさせるのはよくないのでは?そこまで想像せんでええねん!というブラジャー話。
公演前にひなすばふたりで!お風呂に入った時の話。特別喋ることもなく「ふいー」と湯船につかっていたら「出ましたよ!妖怪ケツ洗い!」とすばるくん。ケツがっぱーいって顔いって。あまりに見事でふたりで拍手した。メンバーによると妖怪ケツ洗いさんは地方の寒い地域、特に大浴場で出がちとのこと。横ちゃんはあまり遭遇してないらしい。
今年もいろんなことがあったね、という話。エイトレンジャーや24時間テレビなど。「JBオーラスも今年やし、福岡も行ったし、それ終わってエイトレンジャーの撮影して・・・いろいろ!」と亮ちゃん。「おれはやっぱり新年会が残ってるなぁ」と横ちゃん。家帰ってメンバーのサインが書かれた鉢植えを見たら思い出す。家に帰るたびに思い出す。ソファ座っても「ここの後ろでどっくん寝てたなぁ」とか。「時間止まってるじゃないですか」と大倉。
MC途中でハケる村上さん。勘付かれてざわざわ。メンバーもいじる。
それぞれのドラマなどの宣伝。道民のみなさんなら終演後帰ってごめしゅん間に合うよね?という横ちゃんに「どうみん?(横山くんなに言ってんの?)」と亮ちゃん。まる「しぶやんの映画も・・・」すば「はい」今回もタイトルは言わず。

愛 love you
キングは良くも悪くも他のユニ曲と同じで極端にキャラに走りすぎてすべりまくることもなければ照れを感じることもなく、意外性はないけど平均点といった感じだった。衣装もPVの感じだし、重そうなラジカセ担いで出てきたけど途中で降ろしてたし。わたしはやっぱり乗り越えられてなかったようでうまく楽しめなかったけど、それは村上さんのせいでも曲のせいでもなんでもなかった。キングはよかった。
曲が終わってキングのキャラのままセンステで次のコーナーの説明をする村上さん。暗転。力が抜けた。

Butterfly I loved
愛以外の何でもない
Fantastic music!
Revolver
アイライロ
ワンシャン・ロンピン
RAGEが移動曲だったこと、ソロ曲のこと、その全てがここにきて一気に、言葉にならないほど堪えた。あまりにショックで理解ができなかった。村上さん以外のメンバーは、それぞれのファンの多くがもう一度見たいと願うような、他担のわたしにとっても懐かしくて大好きなソロ曲を披露して、見せてもらえて、自担のソロはあれで終わりなんだと思うと、あれでいいとされたのだと思うと、ただただ悲しかったし、呆然としてしまった。見たかったものを楽しめないのもつらかったし、それでもそんなことよりも、ただただショックだった。ここから先はアンコールが終わるまでほとんど覚えてないのでおぼろげ。
バタフライはセンステから左右の花道右端。ジャケットなし?紫っぽいジャケット好きだったからあれ着てほしかった。流れてた映像、過去のコンサート映像がいっぱいだった。2008春もあった。ファンタスティックは左端→センステ。赤っぽい衣装ではあったけどオリジナルとは違う衣装だったようで。ぽんぽん付きキャップもなかったのかな?ひさしぶりに踊れて楽しかった。愛以外の何でもないは錦戸担だった時の最初のソロ曲で、前夜祭DVD待てなくてBSが映るおばあちゃん家まで行って少クラ見たくらい好きだったので、懐かしくてちゃんと見た白タキ黒シャツではあったけど衣装違い。バクステだった。リボルバーはメインステ左端。後ろにアーセナルさんのPV。アイライロはメインステ中央から。すごくかっこよかったようだけどあまり見れなくて、ワンシャンはバクステでオリジナルの衣装だった。どれもうらやましくていいメドレーだった。ワンシャンがまるちゃん担のみなさんが本当に求めているものかはわたしにはわからないけど、よかった。うらやましかった。
わたし、最後まで期待してしまってて。リボルバーが終わるまで、あと残ってるのはひなまるやすだから、もしかしたらWho's foods?が来るんじゃないかって。あの前奏が始まって、白スーツじゃなくても、大サビからでも、3人揃って踊ってくれるんじゃないかと思っちゃって。でもやすちゃんはソロがあって。じゃあ今度は、アイライロが終わったらYOU CAN SEEが始まるんじゃないかって。それでまるちゃんにもソロがあって、それでもまだ期待してた。村上さんのソロ曲、無限の想いとは言わないから、ひさしぶりに、2008春ぶりにForwardのダンスが見れるんじゃないかって。何かあるんじゃないかって、最後の最後まで期待しちゃってた。ばかみたいだね。

ブリッジ

絆奏

キングオブ男!
センステ→メインステ。ロングコートでスタンドマイク。バンドじゃない、この演出はすごくよかった。衣装も好き。絆奏を思い出してくれて、投票した甲斐があったものです。そしてファンにとっての「いい曲」が必ずしも長持ちするわけではないということを今回のキングオブ男では痛感した。キン男はかっこよくて素晴らしい楽曲だけど、曲の世界観がある意味パラレルなので、多少は披露する場を、衣装だけでもいいから、雰囲気を作り込まないと、曲そのものが浮くと感じた。そういう意味では、使いやすいという意味では無責任はやっぱり「いい曲」だと思った。初の30万枚越えのシングルだけど、グループの記録をもっている作品だけど、汎用性自体は低いのかもしれない。難しいなぁ。

好きやねん、大阪。
ワッハッハー
関風ファイティング
あおっぱな
へそ曲がり
フロート乗ってちょこちょこシングルメドレー。バクステへ移動。


どうせ「ゆ」のタイミング忘れてるんだろうと思ってたけど、思ったより「ゆ」って言えてた。最後の方で村上さんいなくなっちゃって、どこ行ったんだろうと思ってたらキーボードのあたりで白の衣装着てこしょこしょしてた。一番に位置につくなんてめずらしいなぁと思った。

バンドセッション
村上さんのキーボードソロ→横ちゃんのトランペット?→すばるくんのブルースハープ?、という風にだんだんメンバーが参加していく。これもよかったなぁ。みんなで音楽をやるグループなんだな、ってあらためて感じた。歓声もなくキーボードソロ始まったけど、個人的には心の中で拍手喝采だったよ。何も言わなくても、自分の中のエネルギーだけでもがんばれる村上さんだから、本当は心配なんてしたくない。本当はそんなもの、いらない。手元、見えなかった。震えてた?ちょっと間違えちゃってたっぽかったけど、よかったよ。かっこよかった。

ドヤ顔人生
言ったじゃないか
ほんとに楽器しながらの言ったじゃないかは難しいのかな?亮ちゃん以外はだいたいセリフがおざなりだった。村上さんもキーボードから目が離れてなかった。

挨拶(渋谷)
お互いがんばっていきましょう。重すぎない挨拶だった。

LIFE
わりとずっこけた。もちろんバンド。

ブリッジ
過去に撮ったオフショットと思われる写真が映されながらメッセージ。いろんな時期の写真があったなぁ。47とか。

オモイダマ
こんなにもオモイダマが響いたのは初めてかもしれない。個人的にはこのコンサートで、今までファンしてきた中で一番くらいの衝撃を受けたのですが、それでもやっぱり離れられないし、逃げたくないし、これはこれとして見守っていかなきゃなぁと思うし。まさに「報われる日もある、報われない日もある」「それでも選んだ道を悔やんだりしたことなかった」のフレーズに尽きるなぁと。LIFEの「まだまだ終わらないから」がここにきて沁みた。こんなところで終われるかーーーーーッ!!!!!

無限大
ズッコケ男道
アンコールタオルなしだった!あとフロートが左手側から三馬鹿やすちゃんと右手側からまるくらりょで、三馬鹿におののいた。フロート上で三馬鹿は一切絡んでなかった。やすちゃんありがとうすぎる。村上さん見てたら、じゃんけんする→グーで勝つ→そのままガッツポーズ、というファンサをしぶい顔したまま5秒くらいで済ませてておもしろかった。奇行は目立たなかった。年下がやすちゃんしかいない三馬鹿フロートだからかもしれない。
拍手はしっかり長かった。すばるくんが客席の男子?に威嚇してて、それを咎めたり笑ったりしててひなすばちゃんがかわいかった。ふれあってた。笑いすぎて手つなぎ遅くなって、両隣の大倉とすばるくんの手を両方とも自分からぱしっと掴んだ村上さんかっこよかった。





初日は以上です。
これだから関ジャニ∞はやめられません。覚悟しとけよ♡

「関ジャニ∞ LIVE TOUR 関ジャニズム」初日を迎える前に

ツアーとしてのJUKE BOXがセトリのあれそれをねじ伏せて有無を言わさぬ圧巻で圧倒的な「関ジャニ∞」だったので、わたしはJUKE BOXを成し遂げた関ジャニ∞が敢行する10周年のコンサートはどうなるんだろう、これ以上なんてあるの?とちょっと心配というか・・・関ジャニ∞にとってJUKE BOXという経験がプレッシャーになってはいないだろうかと、そんな杞憂をしていたのです。というか、そうであってほしいという願望がありました。関ジャニ∞にとってのJUKE BOXもまた特別な存在であってほしいという願望。わたしがJUKE BOXツアーで感じた容赦なく放出される関ジャニ∞の発する熱や関ジャニ∞というグループの主張する存在感に、「JUKE BOXを経た関ジャニ∞」によって、当事者である関ジャニ∞のメンバーでさえも衝撃を受けたのではないかと。自分たちの持つ熱や力は自分たちの想像をはるかに越えるものになっていることを思い知る、自信に繋がる経験だったんじゃないかと。少なくともわたしにとってはJUKE BOXは特別だし、それはメンバーにとってもそうであるように感じたのです。

なのでどういう形であれ、JUKE BOXの次に関ジャニ∞が「コンサート」というスタイルでファンの前に現れる時。その緊張感はいかほどかと、10周年の関ジャニ∞はJUKE BOXの関ジャニ∞を越えることができるのかと。関ジャニ∞の会やイベントに向けた楽曲アンケートのこともあり、楽しみ半分不安半分だったんですけど。

そんなこんなで迎えた十祭。十祭は、何と言っていいかわからないけど、越えるとか劣るとか、そういう次元じゃなかった。JUKE BOXを越えてはいない。だけど並んでいるというには評価に足らず、もちろん劣りもしていない。不思議な感覚だった。JUKE BOXを経た関ジャニ∞がそのまま、蓄えた熱を腹に抱えながら、いい意味でわかりやすく、すべてのファンのために、10周年を祝うお祭りを盛り上げていた。そこには緊張感も気負いもなかった。そんなものは不要で、本当に杞憂だったんだと思い知らされた。最後の挨拶のこともあって明るい未来や希望が見える、というものこそなかったけど、これからの関ジャニ∞の道がどんなものになっても続いていくことは確信できた。10周年を彩るイベントとしては素晴らしいものだったと思う。余談ですが、十祭でRAGEの披露がなかったことも、個人的にはよかった。音源化もなくW杯以降はぱったり音沙汰もなくて、10周年を盛り上げるというスタンスのイベントで使われるとしたら唐突すぎるなぁと思っていたので。あとはまぁ、いろんなことをする「イベント」と聞いていたので・・・初舞台はどーんとドームツアーで!と思っていたので・・・もにょもにょ。

そんな十祭もなにもかも、すべては8月25日以前の話。そんなことは本当に杞憂だったなぁと今では思う。ようやく気付いたことは、新レーベルへの移籍後の、個人的に気に入らないことやつまらないと思っていることの大部分を、どうやらわたしは新レーベルのせいにしたかったようなのですが、それが大間違いだったということ。新レーベルだから、テイチクたんじゃないから、という制限は今のところはなさそうで、不安も不満もすべて新レーベルによるものでなくて関ジャニ∞そのものに対する感情だったということ。ていのいい八つ当たりの対象にしてしまって、新レーベルさんには申し訳なかったです。インフィニティレコード。まだ愛せないけど、悪かったなぁとは思う。

自主性を求められる、追求することを許される新レーベル。自分たちで決めたあれができる、こんなこともできる。いかにも未来は明るく夢は広がるように語られる言葉はきれいなものばかりでくらくらするくらいだし、わたしのようなものはいくらでも陶酔できるんだけど、それなら前も向けるというか、向かなきゃいけないなぁと思ってたんですけど。でも、作品という形で現実も見せられてしまった。アルバムを聴く前にその作品に対するあれこれを目にしてしまったことが一番堪えた。先入観が先走りすぎて、そこまで言うことないことも言わなきゃおさまりがつかなかったし、好きになってやるもんか、とむきになった。それはまぁ、今でもちょっとそうなんだけど。

陽気な関西人を演じる関ジャニ∞が、イメージ通り、明るく楽しくおもしろおかしいことをする中にある、ファンにしか感じ得ない悲哀が好きだった。切なくて愛おしかった。本当のこと、わかってるよ。だから安心して「演じて」おいで。そうやって「外」へ出るメンバーを見ていた。本当は、本当のことなんて、なにひとつだってわかっていないのに。

ファンのためのツアー、そのツアーに向けたアルバムである関ジャニズムが、あまりに関ジャニ∞のパブリックイメージをなぞりすぎていて、おもしろくなかった。そんな作品を絶賛するメンバーにもがっかりしたし、それによって作られるツアーにも期待できなくなってた。ほかにもいろいろ。でもどんなことをすれば関ジャニ∞がファンのためにあることを実感できるかはわからない。わからないから見せてほしい。パブリックイメージをまっすぐなぞる関ジャニ∞が好きだけど、それをファンが求めているものだと思われたくはない。好き、でも勘違いしないで。という、矛盾の繰り返しで、もはや矛も盾も機能していない。ぐしゃぐしゃです。関ジャニ∞が好きなだけなのに、それだけじゃ消化できないことがあまりにも多すぎる。

わかりやすくなくていい。わかりにくくても、そのわかりにくいことをわかろうとするファンだけのものでいてほしい。わがままが言えるならそうであってくれれば、ファンだけのものであってくれればどんなにいいかと思うけど、ファンだけのものになるためにもある程度の外部の承認は必要だよなぁと思ったり、認められることは自由がなくなることかもしれないと期待だけで済ませられなかったり。だけどやっぱり、ここまでこれたなら。夢という言葉に詰められるものがまだまだあるなら、欲張りなその重みを信じたい。決して軽んじることなく、疑わず、まっすぐ信じたい。できないことのほうが多いけど、そう思う気持ちも本当はある。

結局何が言いたいのかも、言いたいことがすべて言えたのかもわからないけど、ここに残しておきます。
関ジャニ∞の10周年、11年目が始まる。膠着状態は続いてる。真正面から、先制して、ぶった切ってほしい。圧倒してほしい。こちとら壊れ物じゃございません。振り回して、揺さぶって、めちゃくちゃにしてほしい。



 会いたかった。楽しみにしてます。