2012年9月号WUすばるの脳を読んで

すばるくんがFiveとフラフラの活動を始めた時に、これはすばるくんがこころの底からやりたいことだし、本当に楽しんでやってることなんだなぁということはわたしにもわかった。関ジャニ∞が好きなわたしはそんなすばるくんに不安を抱いてた。今のすばるくんはきっと関ジャニ∞よりもフラフラに夢中で、楽しくて、アイドルをしなくてもいいフラフラの方が、フラフラとしてやるバンドの方がすばるくんは好きなんじゃないかと思っていた。フラフラでいる方がすばるくんはすばるくんらしくいられる気がした。フラフラのライブが終わっても、このまますばるくんの気持ちが関ジャニ∞に戻ってこなかったらどうしよう、関ジャニ∞がすばるくんの熱を失ったらどうなってしまうんだろうという心配ばかりしていた。そんなことを考えている間にすばるくんはわたしが想像していたよりも上手に、関ジャニ∞に帰ってきた。シングルリリースがあって新しいレギュラーが始まっても、わたしはずっともやもやを抱えたままだった。関ジャニ∞を越える楽しみを知ってしまったすばるくんを繋ぎ止める術が今の関ジャニ∞にあるのかと常に考えていたけど、答えは出なかった。

2012年9月号Wink upの対談を読んで、あの時関ジャニ∞とすばるくんに起こったことは、関ジャニ∞がすばるくんに課してしまったものは、むしろ逆だったんじゃないかと思うようになった。フラフラの活動を経てやりたいことがやりたいようにできる喜びを知ったすばるくんを関ジャニ∞は容赦なく縛り付けたし、当たり前のようにグループの中に閉じ込めた。わたしが考えていたような自由はすばるくんにはなかった。すばるくんには関ジャニ∞しか与えられなかった。関ジャニ∞に帰るしかなかった。そのことがすばるくんを苦しめたと思うし、だけどそれによって関ジャニ∞は守られた。関ジャニ∞さえなかったら、自分が関ジャニ∞じゃなかったら、とすばるくんが一瞬でも思ったかはわからないけど、関ジャニ∞の存在に苦しめられたことはあったんじゃないかと思う。

結局すばるくんのこのしんどさが解消されたのは2012年になってからのこと。8周年の始まりを前にしてこの長くて暗いトンネルを抜け出して、改めて関ジャニ∞であることに誇りを感じてくれたことがただただうれしかった。∞祭での「一生あなたたちのアイドルです」という誓いの言葉が本当にありがたかった。これからは関ジャニ∞の活動もすばるくんのやりたいことのひとつになるんだろうなと思えた。

以上が当時すばるくんがフラフラをやることに対して感じていたけどまとめられなくて言葉にできなかった不安を6年かけてようやく表現できるまでになった当時から今までのわたしの考えです。あの不安が過去になって、ようやく見つめられるようになったんだなぁと思う。時間はかかったけど、あの頃も今もわたしは関ジャニ∞が好きだよ。かといって同じようなことが万が一起こるとして、きっとわたしはまたあの頃と同じように不安を感じるだろうし好意的には見れないし応援もできないと思うけど、ありがとう。わけわかんないけどありがとう。すばるくん、ありがとう。